この記事では「顎関節症」を紹介します。

顎関節症は放っておくとお口を開けることが困難になってしますことも少なくありません。是非ご相談ください。

顎関節症とは

顎関節症には三大症状、「開口障害」(口が開けにくい)「開口時痛」(口を開けた時の痛み)「クリック音」(口を開けた時の音)があり、その原因として以下に示す4つの習慣が関わっています。

4つの習慣

顎関節症になってしまう4つの代表例を下記で説明いたします。

1、歯ぎしり・食いしばり

顎関節症になる最大の原因とされています。これらは歯だけでなく、あごの筋肉と関節にも大きな負担をかけ、日頃の生活でのストレスや睡眠時中に、無意識に行っている可能性があります。

2、頬杖、側臥位

日頃、頬杖をついたり、側臥位で寝てしまったりしていませんか?

頬杖・側臥位は、歯ぎしり・食いしばりについで顎関節症の原因となるリスクの高い行為です。また、それらの生活習慣を改善するだけで、症状が大きく改善します。

3、TCH(歯列接触癖)

人間はものを噛むとき以外、上下の歯のあいだはわずかに開いているのが普通です。しかし無意識のうちに上下の歯をかみ合わせていることが癖になっている人もいます。

これをTCH(tooth contacting habit:歯列接触癖)と呼び、あごの筋肉の疲労や間接への過剰な負担の原因となります。TCHは顎関節症のかたの8割近くにあるといわれています。TCHは無意識の習慣ですので、直すのはなかなか難しいです。

まずは自分にTCHがあるか確認し、上下の歯が当たっているのであれば、意識的に離すようにしましょう。離す習慣ができるまでは、「TCHに気を付けて!」などと書いた付箋を目につくところに貼っておくといいかもしれません。

4、楽器演奏や激しい運動

楽器の種類によっては、演奏が顎関節に負担をかけることもあります。バイオリンは演奏時にあごで楽器を挟むので、負担がかかります。吹奏楽器も、顎関節の弱い方向(下あごを後ろ方向)に力をかけるため、負担となります。

また、激しい運動でも歯を食いしばってしまいますので、マウスピースをするなど予防することも必要だと思います。

まとめ

虫歯と同じで、傷ついた顎関節を完全に元の状態に戻すことはできません。

顎関節症は急に進行するものではなく、上記のような習慣の積み重ねによって少しずつ悪化していきます。

これを機に無意識だった習慣を、意識して確認されてはいかがでしょうか?

当院では、顎関節運動療法の指導やマウスピースの作成を行って症状改善を目指します。

汐見先生

顎関節症の治療方法は重症化すると簡単にはいきません。初期段階での改善、治療が大切になりますのでお気軽にご相談ください。